FXのリスクについて

FX(外国為替証拠金取引)には非常にたくさんの魅力的なメリットがある。その点についてはこの記事を参照して頂きたい。
しかしながら良い点ばかりではない。表があれば裏がある。光があれば影がある。この世の中の万事がそうであるように、FXにもそれは当てはまる。
あなたは、あなた自身の資産を増やすためにFXをしているはず。この意見には異論はないと思う。
だからFXにおける表や光の部分とは、あなたの資産が増える可能性があるということに間違いはないであろう。
それでは裏や影の部分とは何か?それはやはり損失を出してしまうかもしれないことだと言えるのではないだろうか?
このことは「リスク=危険性」とひとまとめにして言われているが、リスクにもいくつかの種類があるから以下に列挙しよう。

・価格変動リスク
通貨同士の為替変動により為替差益を得るチャンスになるが、当然のことながら、あなたがポジションを建てた方向と逆側に値が動いたら為替差損が生じる。
このことを価格変動リスクと言い、一般的に意識されているリスクである。

・金利変動リスク
通貨同士の金利差によりスワップ金利(金利の差額)を得るチャンスはあるが、当然のことながら、金利の安い通貨を買って金利の高い通貨を売ればスワップ金利を支払わなければならない。
そして各通貨の政策金利は固定されている訳ではなく、経済情勢により金利が上がることもあれば下がることもあるのである。
このような金利の変動は、各取引会社ごとのスワップポイントの決定に影響を及ぼすが、それよりも通貨そのものの値動きに大きな影響を及ぼしてくる。
このことを金利変動リスクと言うが、各国政策金利はファンダメンタル要素として多くのトレーダーにも意識されているのである。

・レバレッジリスク
レバレッジリスクとは、大きなレバレッジをかけてトレードするときに、ポジションを建てた方向とは逆方向に値が動いた時に被る可能性のある損失リスクのことである。
レバレッジによって一度に大きく稼ぐ可能性もあるが、逆にやられた時のダメージは非常に大きいし、常にハイレバレッジのトレードで相場で生き残り続けている人を僕は知らない。
レバレッジリスク以外のリスクは自分ひとりの力ではどうすることもできないが、このレバレッジリスクは自分自身でコントロールができる唯一のリスクなのである。だから僕はこのリスクを最も重要視している。
トレードの世界で生き残りたいのなら、まずはこのレバレッジリスクを自己規律でコントロールする術を身に付けることが先決である。

・カントリーリスク
これは国そのもののリスクである。各国の政治や経済情勢などからその国の信用度を把握していなければならない。先進国よりも、むしろ発展途上国においてカントリーリスクは高い傾向にある。
FXの世界では※メジャー通貨やマイナー通貨といったような区分分けがされているが、カントリーリスクが高い国のほうが通貨そのものの金利は高くなっている。
スワップ金利目的で、ローレバレッジでポジションを長期保有するようなトレードを仕掛ける場合には、頭の片隅に入れておきたいリスクのひとつである。
【※メジャー通貨:USD(米ドル)、EUR(ユーロ)、JPY(日本円)、GBP(英ポンド)、CHF(スイスフラン)、CAD(カナダドル)、AUD(豪ドル)、NZD(ニュージーランドドル)】

・流動性リスク
流動性リスクとは、取引量が少なくて必要な時に思うように取引できないリスクのことであり、いわゆるマイナー通貨はこのようなリスクを多分に含んでいる。
マイナー通貨をトレードする場合には、価格変動以外にも流動性にも注意する必要がある。

・電子取引リスク
取引システムの障害や故障など、ネットワークの障害によって正常な受発注や入出金が行えないリスクのこと。このような事態が発生すると注文が遅延したり、ひどいときには無効になる可能性がある。
 
・信用リスク
信用リスクとは、FX取引会社の資金の預託先において業務または財産の状況が悪化した場合などに、預け入れた証拠金などの資金の返還が困難になり損失を被る恐れがあるというリスクである。

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