FX(外国為替証拠金取引)の税制が変わる?
FX(外国為替証拠金取引)で勝てている人が一番に挙げるFXのデメリットというものがある。
それは税金面についてである。
取引所取引の場合は申告分離課税だから、得た利益の20%を税金として納めればよい。ちなみに取引所取引とは、くりっく365や大証FXなどのことである。
だけど、一般的なトレーダーは取引所取引ではなく、FX取引会社に口座を開設して店頭FXでの取引をしている。
この店頭FXの場合は取引所取引の申告分離課税ではなく、総合課税になるから、他の所得との合算で税率が決まるのである。
ちなみに課税所得額が330万~695万円の人は税率が30%、1,800万円を超えると税率は50%になるなど、所得額に対して6段階に税率が分類されているのである。
だったら店頭FXなんかやめて取引所取引をやったほうがいいと思われるかもしれないが、そう単純な話ではないのである。
なぜなら店頭FXの場合は、ほとんどが手数料無料での取引となるが、取引所取引の場合は、ほとんどの取引に売買手数料が掛かるのである。
それに所得(FXのみの所得ではなく全ての所得)が195万円未満なら税率は15%だから、取引所取引での税率20%を下回っているし、所得が195万円以上330万円未満なら、税率は20%だから取引所取引の税率と同じになる。
要は、いくら稼げるのかで状況は大きく変わってくるということなのだ。
さて、このFXの大きなデメリットである税金面であるが、大きく変わるかもしれない。
2012年適用予定の税制改正大綱の中に、投資関連の税制改正が盛り込まれているからだ。
内容は要約すれば以下の通りである。
店頭FXなどの店頭商品の税制を税率一律20%の分離課税にして、損失時に確定申告をすれば、次年以降3年間の繰越控除が可能になるということ。つまり、現在の取引所取引の税制と同じになるということである。
このことは年度内に、通常国会に案として提出されることは決まったのだが、今はねじれ国会でもあり、成立したわけではない。だけどトレーダーとしては絶対に成立してもらいたい法案でもある。
国内では昨年8月の50倍までのレバレッジ規制後は、FX取引が量的な部分でかなり減っているらしい。ましてや今年の8月からは、さらに25倍までのレバレッジ規制が掛かる。
レバレッジ規制は決められたことなので避けては通れないが、国会に提出される税制改正の法案が成立されることを心から祈ろう。
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